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飼いうさぎの歴史
[野生のうさぎ]
ウサギの祖先はアナウサギ属のヨーロッパアナウサギ。
もともとはスペインのあるイベリア半島だけに生息していた。
そこから生息地域がヨーロッパ中に広がり、食料や毛皮などのために
人間の手によって海を越えてアメリカやオーストラリアにも広がっていった。
アナウサギとノウサギは混同されるが学術的には異なる品種で互いに交配することもできない。
日本ではウサギという同じ呼び方をするが、英語では異なり、アナウサギはrabbit(ラビット)、
ノウサギはhare(ヘアー)と区別されている。
|
アナウサギ |
ノウサギ |
| 体格 |
ずんぐりした体格 |
大きくがっしりした体格。 足が非常に発達。 |
| 耳 |
短い |
長く大きい |
| 毛色 |
変化なし |
冬場に白くなる |
| 巣 |
地下に巣穴を作る |
巣穴を作らない |
| 活動 |
巣穴の周辺など |
行動範囲が広い |
| 子ども |
眼や耳が閉じており毛もない |
生後すぐに活動可能 |
[本格的な品種改良から商売へ]
うさぎは古代ローマ時代から食用のために飼育されていた。
その後中世ヨーロッパの寺院などで家畜としての飼育され始めた。
家畜として飼育されるようになると、食料のために大きくて丈夫なウサギが求められるようになり、
ウサギの品種改良が本格的に行われるようになる。
これらの品種改良は主に寺院などで行われた。
当時の寺院などのうさぎを飼育しているところは互いに交流がほとんどなかったため、
それぞれの繁殖地では独自の大きさや性質、毛色などを持った特徴的なウサギが誕生した。
そして、繁殖・品種改良の結果生まれた優良な品種は高値で取引されるようになる。
その結果、品種改良や繁殖を商売として行うものが現れるようになり、
さらに多くの品種改良がなされ数多くの品種が生まれた。
[家畜からペットへ]
16世紀ごろに貴族の遊びとしてハンティングが流行していた。
そして、ハンティングのお供の猟犬を宮殿で飼っていたが、その猟犬を庭園で遊ばせるときに
狩りの獲物としてアナウサギを庭園に放し、猟犬に狩りをさせて楽しんでいた。
一方、その頃の移動は主に馬車であった。そのため婦人たちは狭い馬車の中で長時間の移動を
余儀なくされていた。
その移動の際の暇つぶしのために膝の上におとなしい動物を乗せて撫でるということが
貴婦人たちの間で行われていた。
そこで注目されたのが猟犬の獲物として宮廷の庭に放たれていたウサギであった。
ウサギはカワイイ容姿と大人しい性格を併せ持った理想の動物だったので、
馬車の移動の際に、婦人たちがウサギを膝の上に乗せて過ごすようになった。
これがウサギをペットとして扱うきっかけとなり、ペット用のウサギの品種改良が行われるようになった。
[現代の飼いうさぎ]
その後、園芸大国のイギリスやオランダでうさぎの品種改良ブームが起きた。
それをきっかけに世界各地で品種改良がなされ様々なウサギが飼育されるようになった。
そして、アメリカがペット用の品種の改良を行い、現在のようなペット用のうさぎの品種が生まれた。
近年まではウサギの大きさは2〜3kgほどでそれほど小型化がされていなかった。
そこで家の中でも飼うことができる小型化のうさぎの品種改良が切望された。
その際に注目されたのが、ネザーランドドワーフという1kg以下のウサギの品種である。
このネザーランドと交配させることにより、現在のようなたくさんの小型の品種が生まれることとなった。
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