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ウサギの日光浴についてうさぎの日光浴について

野生のアナウサギだったころ、日中に巣穴の近くで日光浴を楽しんでいた習性が
カイウサギになっても残っていて、いまでもペットのうさぎは日光浴を楽しむ。
日光浴はうさぎにとっても、とても重要で健康な生活を過ごす
ためには欠かすことのできないものである。日光浴をしないと、
ビタミンD欠乏症になり、くる病、骨粗鬆症、骨折などの病気になりやすい。

[日光浴をすることによるメリット]
  • 血の巡りがよくなり抵抗力がつく
  • ビタミンDが体内で生成されてカルシウムが骨の形成に使われる
  • 殺菌作用感想作用で菌や害虫の発生を防ぐ
  • 体の免疫力を高める
  • 冬場には防寒対策になる

  

ビタミンDについてビタミンDとは

ビタミンDはカルシウムの調節と骨の形成にかかわるビタミンで
欠乏すると骨の形成異常が発生する。
ビタミンDはその作用からカルシフェロール(カルシウムの運び屋)と
呼ばれており、生き物が生きていくうえで必須の栄養素である。

ビタミンDにはいくつかの種類があり食物に含まれるのは
ビタミンD2とビタミンD3である。それらの効力は動物により異なる。
哺乳類にはビタミンD2とビタミンD3の2種類が効果的。
ビタミンD3は動物の種類に関係なく一定の効果を示す。
ビタミンD3の主な働きは「カルシウム調整」と「骨代謝調整」の2つがある。
この「カルシウム調整機能」により血中のカルシウム濃度は厳密に
一定に保たれている。
この濃度が高くなったり低くなったりすると神経や筋肉の動きに
異常が起こり致命的な結果となることがある。

ビタミンDはサプリメントで補給するという方法もある。
※ただし、ビタミンDは脂溶性なので過剰摂取は禁物

  

紫外線について紫外線とは

紫外線にはA波(UVA)B波(UVB)C波(UVC)の3種類がある。
C波(UVC)は殺菌作用があるが、皮膚がんになる危険もある。
A波(UVA)は細胞の活動を活発に、B波(UVB)は皮膚や肝臓に蓄えられた
ビタミンD2をビタミンD3に変える作用がある。

  

紫外線からビタミンD3が生成される過程紫外線からビタミンD3が生成される過程

コレステロールが代謝により「プロビタミンD3(7−デヒドロコレステロール)」
となり、皮膚上で太陽光の中の有効紫外線(290nm-330nm)を受けて
光化学反応で「プレビタミンD3((6Z)-タカルシオール)」という物質が生成される。
そして、体温が上昇することにより、不活性ビタミンD3(コレカルシジェロール)へと
変化する。その後に不活性ビタミンD3は肝臓において血液中に存在する
主な形態である25-OH-D3に転化される。
最後に腎臓で代謝により水酸化されて活性型ビタミンD3
(1.24-ジヒドロキシビタミンD3)になる。

  

ビタミンDがカルシウムを骨に形成にする過程ビタミンDがカルシウムを骨に形成する過程

ビタミンDがカルシウムを骨に形成する過程は、血液中のカルシウム濃度
の調整過程が大きく関係している。
その際、重要な働きをするのが「副甲状腺ホルモン」と「カルシトニン」
という2つのホルモンである。

[甲状腺ホルモンとカルシトニンの作用]
副甲状腺ホルモン カルシトニン
腸からのカルシウム吸収 促進 抑制
骨からのカルシウム 溶出 蓄積
腎臓からのカルシウム排泄 抑制 促進
血中カルシウム濃度 上昇 低下

血中カルシウム濃度が低下すると副甲状腺ホルモンが分泌される。
そして、それが骨からカルシウムを溶出させて血中カルシウム濃度を
高めて血中濃度を一定に保とうとする。
このときビタミンD3は腸管からのカルシウムの吸収を高めて
血中カルシウム濃度を上昇させるのを助ける。
そして血中カルシウム濃度が高くなるとカルシトニンが分泌されて
血中カルシウムを骨へ貯蔵し、血中カルシウム濃度を正常な値に戻す。
結果的にビタミンD3がカルシウム吸収を高めた分が骨に蓄積される。
こうして血中のカルシウムが骨になるのが動物一般でのビタミンD3の働きである。

うさぎの場合、カルシウム代謝は他の動物と異なり特殊で、摂取したカルシウムは ビタミンDの存在の有無にかかわらず、腸管から非常に効率良く吸収されるといわれている。 そのため、カルシウムの吸収のための日光浴は必ずしも夜行性のウサギには必要ないともいわれている。 しかし、日光浴には他にも殺菌などのメリットがあり、適度に日光浴をすることは うさぎの健康のためにしておいたほうがよい。

  

うさぎの日光浴の方法うさぎの日光浴の方法

1日に30分ほどで十分といわれている。たとえ10分でも効果がある。
直射日光に当てなくても、日陰での反射光でもよい。
しかし、窓ガラス越しの日光浴では効果がないともいわれている。
窓ガラスを通過した太陽の光は必要な紫外線が70%カットされてしまう。
日光浴での注意事項は、日陰を作り、うさぎが自分で暑いときには
自分で日陰に逃げられるようにしておくこと。

また太陽光に最も近い光を出す特殊な蛍光灯が販売されている。
( トルーライト、スパイラルライト、ブライトライト など)
この特殊な蛍光灯は普通の蛍光灯には含まれていないビタミンD3を
作るのに有効な波長の紫外線を出している。
これらのライトには有害な紫外線を避けて有効な紫外線を当てることが
できるという長所がある。

 
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